年少保護者様へ

   年少組　保護者の皆さん、こんにちは

 

  長い自宅生活が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。

  今回は、お子様が少しでもトイレに興味をもってできていけるように人気の絵本を紹介しま

した。その他にも「ノンタンおしっこしーしー」や「おしっこちょっぴりもれたろう」、

「ひとりでうんちできるかな」等、読みやすい絵本がありますので、ご興味ある方は読んでみ

てください。

　既にトイレでできるようになったお子さん、トイレに駆けつけるものの間に合わなかったり、

遊びに夢中になって失敗してしまうお子さん、まだオムツが安心でなかなかパンツに切り替え

られないお子さん等、様々だと思います。

　これから夏に向けて薄着になったり、水遊びなど開放的になっていくシーズンですので、

比較的トイレも自立しやすい環境になっていきます。

　まだ、1人でトイレで排尿ができないお子様は、積極的にトイレへと促してやってみてくだ

さい。しかし、排尿や排便を失敗してしまった時に、つい厳しく叱りつけてしまうと、お子様

も神経質になって逆戻りする場合もあります。あくまでも個人差がありますので、長い目で見

守ることがとても大切です。

 

オムツがなかなか外れないお子さんは

 

・午前中のみ等、短いスパンでもいいので、時間を決めてパンツで過ごしてみましょう。

　午後からはオムツに履き替える等。できる範囲内で構いません。きっと始めは漏らしてしま

　うこともありますが、どのタイミングなのか、どの時間帯なのか見極めることが大切です。

   一日一回でもいいので、尿が出る時間を大人が把握して、次回からその時間になる前に

　声掛けし、一緒にトイレに行くよう促してみましょう。

    また、寝起きの時は膀胱にたまった尿が出やすい時間帯です。確実に出るところから

  やっていくと大人も把握しやすく、お子様も尿が出たことを経験として覚えていきます。

 

・便座に座ったら、焦らずゆったりとした気持ちで声掛けして見守りましょう。焦らせる声掛

   けをすると、お子様もたまった尿を膀胱から押し出すサインを見逃したり、集中できなくな

   ります。ゆったりとした気持ちで大人も構えましょう。

 

・排尿がトイレでできたらチャンスです。オーバーリアクションでたくさん褒めましょう。

 

・便座に座って出なくても、残念に思わず、座れたことを褒めてあげましょう。次もトイレに

   行ってやってみようと意欲につながっていきます。

 

遊びに夢中になってトイレに行きたがらない場合は

 

・遊ぶ前に、お約束として「遊び途中でもおしっこを我慢しないで行こうね」と事前に話して

  おいたり、我慢するとお腹が痛くなってしまうことや病気になってしまう等も率直に話すこ

  とも大切です。

　遊び途中にトイレに行けたら、お子様が行けた行為を認めて褒めると、良し悪しが明確に分

  かっていくはずです。

 

トイレに行きたがらない場合は　

 

・お子様が大好きなイラストを用いたりすると、興味をもちます。例えば、「トイレができる

   かアンパンマンが〇〇ちゃんのこと見てるよ」等と言って、アンパンマンのイラストやシー

   ルをトイレのお子様が見える位置に貼って促してみると、なりきることが得意な年少さん

   は、一気にやる気をもちます。

 

・電車が好きなお子様には、トイレに行きましょうと促す時に「トイレ切符」(切符サイズに

   切った雑紙でもいいです）と名付けて用いると、イメージを膨らませて駅長さんになって

　トイレに駆けて行くそんな場面もありました。

　遊びの延長で大人も楽しみながらかかわるとリラックスした関係性の中でトイレトレーニン

   グができます。

 

 

     その他、パンツをはくのに抵抗があるや　排尿する量が不安定でなかなかパンツに切り

   替えられない等、たくさんお悩みはあるかと思いますが、困った時は気軽に園へご相談

   ください。